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K・O・H・A・N 怖い話

その湖畔は、国定公園となっており、観光地のひとつ。
昼間は、多くの観光客であふれかえり、道路や駐車場も観光バスやタクシーが多い。
決して、キレイな湖ではないけれど、に映し出される山の姿は、とても美しい。
そんな、賑やかな昼間とは、違う顔を見せるのが夜。
この湖畔周辺は、若者の溜まり場になっている。
だから、夜はあまり近づかないほうがいいと言われている。
ここは、年中事故が多い。なぜなら、狭い曲がりくねった道路を最速で走ろうとする者達がいるからである。
そして、この湖畔には、ありとあらゆる場所で、霊の目撃があるのを忘れてはいけない。

--湖畔--  KOWAI KOWAI*

その湖畔は、自宅から車で30分という距離にありました。
昼間は、観光客で賑わい、観光バスや車、自転車などが往来しています。湖畔の奥にたたずむ山が、湖畔に映し出され、美しい景色のひとつとして、観光名所にもなっています。

しかし、そんな湖畔も夜になると、景色は一変します。
行き交う車も減り、めったに人が通ることはありません。湖畔の周りには、街頭もなく、道を照らすのは車のヘッドライトだけ。
うっそうと茂る木々の葉の揺れる音くらいしかしないほど、静まり返っています。

そんな湖畔の夜の姿として、特徴的なのが、ものすごいスピードで走り抜けていく車が増えること。
その頃の湖畔は、外周を何分で周れるかというタイムアタックが盛んな時代でした。
私達は、車で走りに行くのではなく、ただギャラリーとして、見ていることが多かったような気がします。

しかし、私達がそこへ行ったのは、路面も凍る冬。
車は少なく、私達は、ただ時間つぶしに、その湖畔周辺のいたるところにあるパーキングのひとつに、車を停めていました。
どこへ行くわけでもなく、ただ車の中で、音楽を聴き、会話をするだけ。それは、いつものことでした。話し疲れると、そのまま、そこで寝てしまう。
その時も、同じように、一緒に来た友人は、話し疲れて寝てしまったのです。私は、なぜか・・・寝付けませんでした。

気分転換に、外にでも出よう。そう思った私は、シンシンと雪が降り積もる車の外へ出てみました。
何の音もしない空間。月が、湖畔をうっすらと照らし、雪がゆっくりと天から舞い降りてくる、その景色をしばらく眺めていました。
どこへ行くわけでもなく、その月が照らし出す湖畔へとゆっくり歩き出します。
自分の足が雪を踏みしめる音を聞きながら、湖畔のすぐ淵までやってきました。
湖畔は、黒く、凍っているのかどうかもわかりません。冷たいことがわかっているのに、ふと、それを確かめてみたくなります。

側にある木に手をかけて、そっと足を湖に近づけてみます。夜の湖畔は、どこからが湖で、どこからが岸なのかもわかりません。まして、凍っているので、なおさらわからないのです。
5cm・・・10cm・・・15cm・・・20cm・・・30cm・・・・
そろそろ手が離れそうだというところまで来て、湖畔の岸辺が、しっかり凍っていることに気がつきます。
でも、これ以上行くのは、危ないと感じ、岸に戻ることにしました。

歩き出すと、突然、のある方向から、肩をグッと引っ張られる感覚がありました。
「え・・・?」
振り返ってみても、誰もいるわけがありません。
気のせいだろうと・・・また歩き出します。
車まで、あと数メートルというところで、木々が風に揺れて、ざわめきはじめます。
その揺れる音の中に・・・かすかに・・・・・女性の声がしました。
「・・・け・て・・・」
聞き取ることができない声。そして、再び、今度は、はっきり聞こえたのです。
「・・たすけて・・・」
しかも、その声は、私が先ほどいた湖から聞こえます。

怖くなってきた私は、急いで車へと戻りました。
車の中にさえ、入ってしまえば聞こえないだろうと・・・
しかし、車の中にいても、その声は、はっきりと聞こえてきます。
「助けて」という女性の声。耳をふさぎたくなるような・・・・悲鳴

私は、寝ていた友人を起こします。
「お願い!車を出して!」
一刻も早く、この場所から遠ざかりたい。ただ、それだけでした。
友人は、その私の行動を不思議に感じ、なかなか車を出してくれません。
「何があった?」
「聞こえないの??この声!」
「そんなもの聞こえないよ??」
「聞こえるって・・・今も助けてって・・」
「夢でも見てたんじゃないのか?」
「見てないよ!さっきまで、あそこに・・・・」
私が指をさした方向には・・・・黒い何かがいました。
「あそこ??」
「いやーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

その声に驚いた友人は、急いで、その場から車を出します。
しばらくすると、その声は聞こえなくなりました。
「まだ、聞こえるのか?」
「ううん。もう聞こえない」
「とりあえず、家のほうに戻るか?」
「うん」
心臓がドキドキしてます。あの黒い何かが、なんであるのかと考えるだけで、背筋がゾクゾクします。
その事を知ってか、知らずか、この湖畔から、早く離れようと、友人がアクセルを踏みます。
加速する車。
「そんなにスピード出すと危ないよ・・」
その瞬間・・・友人は、車に急ブレーキをかけました。
路面は凍結、止まるわけがありません。
そのまま車は、半回転し、危うく、ガードレールに追突するスレスレのところで止まりました。

「ふー。大丈夫か?」
「うん。」
「危なかったなー」
「スピード出しすぎるからだよ」
「いや・・・出してなかったよ」
「だって・・・加速してたじゃない?」
「わかんないんだけどさ、気づいたら、おかしいぐらいスピード出してた」
「自分で気づかないで?」
「誰かが・・・勝手にアクセル踏んでるような、そんな感じだった」
「なに・・・それ・・・・」
「とりあえず、帰るか」
「うん」
その後、私達は、それぞれの家に帰った。

それから、数日後、その友人と、その時に何があったのかを話していた。実は、あの湖畔で、溺れた者は、引き上げができないといわれている。
底なし沼とも言われ、藻がからまってしまうことで、引き上げることが困難なのだそうだ。
だから、あそこで溺れてしまった者は、何年もあの場所を漂っているということになる。
あの「助けて」という声や肩をつかまれたりしたのは、その溺れた者の霊ではないかということ。
そして、あの黒い何か・・・もまた、その霊ではないかと。

そして・・・あの日、帰ってから、自分の身体を見て、驚いた。
グッと捕まれた肩の部分だけが、赤く、くっきりと手形がついていた。
そして、その友人の右足にもまた、赤い手形がついていた。
彼らは、仲間を増やそうとしているのだろうか・・・?
あの湖畔には、夜は近づかないほうがいい。怖い思いをしたくないのなら・・・・。




おばけ電話

子供の頃、心霊写真を見たり、コックリさんをやったり、怖いもの知らずなところがあった。でも、怖いと思ったことがある。
それが、おばけ電話。 学校の近所にある公衆電話で、ある番号に電話をかける。つながったあと、そのまま受話器を置くと、なんと!その公衆電話に電話がかかってくるのだ。
会話はなく、無言電話なのだけど、それが怖い思い出のひとつになっている。
今思えば、その電話番号は、111などの3桁の電話番号だった気もする。
でも、なぜ公衆電話電話がかけられるのだろうか?未だに不思議でたまらない。